- 目的別のおすすめプログラミングスクール
- プログラミングスクールの選び方
- 無料でプログラミングを学ぶ方法
日本では特にプログラマー不足によってプログラミングエンジニアの需要は急増しています。それと同時にプログラマーを育成するプログラミングスクールも次々と登場し、未経験者がいざプログラミングを習いに行こうと思ってもどこに通えば良いか、もしくはどのオンライン講座を受講すべきなのかわからないほど沢山のスクールがあります。今回はプログラミングを学んで何をやりたいのか目的別にプログラミングスクールをご紹介していきたいと思います。
Contents
プログラミングスクールで学ぶ前に
プログラミングスクールでプログラミングを学びたいと思っている方の中には、全くのプログラミング未経験という方も多くいます。そういった方は、まずはじめにスクールを決める前に学ぶ「言語」を決めなければいけません。海外で働こうと考えていて、語学を学ぶにはまずどこの国の言葉を学ぶのか決めることと同じです。プログラミングを学ぶにしても、何をしたいかによって学ぶ言語が変わってきます。Webサイトを作成したいのか、それともアプリケーションなどの開発をしてみたいのか、同じプログラミングでも目的が変わると必要になる言語も大きく異なります。中には、複数の言語を使用する場面なども出てきます。
ここでは、一般的にスクールで学習できる言語を、どのようなことができるのか交えながら簡単に紹介していきたいと思います。
学習する言語を決めよう!
プログラミングで使用する言語は主に6つのカテゴリに分けることができます。
- Web系
- Webデザイン系
- 人工知能系
- システム系
- ネットワーク系
- アプリ系
Web系
ホームページなどを作ってみたい方はWeb系の言語を学習するのがおすすめです。需要の高いWeb系の言語は以下の3つです。
- Java
- Ruby
- PHP
Java
Javaプログラマーはプログラマーの求人の中でもっとも需要が高いです。それぐらい多くの企業が利用している言語であり、様々なところで使用されている言語になります。Javaでどんなことができるのか具体的には以下の通りです。
- Webサービス
- Webサイト
- ソフトウェア
- 組み込みシステム
- スマートフォンアプリ
- 銀行のシステム
Web系のカテゴリーで紹介してますが、見ての通りかなり幅広い分野で活躍するJavaです。安定性と汎用性を兼ね備えたJavaはWebサービスなどの作成から、個人向けのアプリケーション、銀行のシステムまであらゆるところで使用できるのがJavaの魅力です。色々プログラミングで作ってみたい方や、プログラマーとして転職を考えている方はJavaはかなりおすすめの言語になります。
Ruby
Rubyは日本生まれのプログラミング言語になります。Rubyを使用してできることは以下の通りです。
- Webアプリの開発
- スマホアプリの開発
Rubyの特徴はコードの記述量が短いということです。プログラミングを経験した人であれば共感できると思いますが、記述量の多い言語はエラーの確率も高くなり作成するのが大変です。その点Rubyはシンプルなコードで、それでいて実用性に優れた言語ですのでプログラミング初心者が学ぶにはおすすめの言語だと言われています。Javaなどに比べるとまだ需要は少ない言語ですが、近年注目されてきているので将来的にはRubyプログラマーは市場価値が高くなると言われています。Web系の企業に転職したいと考えている方にはRubyの学習がおすすめです。
PHP
プログラミング初心者向けの言語としてよくあげられるものの一つであるPHPですが、P動的コンテンツの作成には欠かせない言語です。
ショッピングサイトでお問い合わせフォームやECサイトのショッピングカートの自動カウントなどでPHPは活躍します。Webサイトの作成で必ず利用するHTMLと組み合わせて使用することが多い言語です。Web開発系のプログラミングを学びたい方はPHPの学習がおすすめです。
Webデザイン系
続いてはWebデザイン系の言語をご紹介します。Webデザインは名前に通りWebサイトなどのデザインを作ることです。フリーランスとしてWebサイト作成の案件などを受注したり、Webデザイナーとして就職する際に重要なスキルになってきます。主にWebデザインに関わり言語は以下の3つです。
- javaScript
- HTML・CSS
- PHP
javaScript
javaScript(JS)は動きのあるWebサイトを作成する際に必要になってくる言語です。よく見るものとしては、クリック時のポップアップの出てくるサイトや、マウスオーバーの際の文字の表示など「動き」のあるWebサイトではjavaScriptが使われていることが多いです。Webデザイン関連のプログラミングスキルとしてマスターしておきたい言語になってきます。
HTML・CSS
この2つの言語はプログラマーを目指す上ではどんな言語を学ぶにせよ外せない2つですが、Webデザインに関してはさらに重要になってくる言語です。
HTMLは文章などをコンピュータに教えるための「目印」としての役割を担います。Webページで文字を登場させるにはこれがないと始まりません。PHPはこのHTMLと一緒に使われることが多いです。
CSSはHTMLで作成したテキストの「サイズ」や「色彩」などの装飾を行います。Webサイトの見た目を整えるには絶対に必要になる言語です。
この2つの言語はプログラミング学習を始める上で避けては通れないと言われるくらい重要な言語です。Webデザインのプログラミングをマスターするのであれば、さらに重要な言語と言えます。
PHP
上記のWeb系のカテゴリにPHPは属しますが、あえてここであげたのはWebデザイナーが「WordPress(ワードプレス)」を利用することが多くなってきたからです。ワードプレスのようなCMSを使ったホームページはPHPで動かしているので、案件を受注する際にPHPの知識があるとかなり役に立ちます。
人工知能系
近年注目されてきた人工知能(AI)もプログラミングによって動かすことができるようになります。人工知能系のプログラマーになるために必須と言える言語は以下の通りです。
- Python
Python
Pythonを利用することで以下のようなことができます。
- 組み込みアプリの開発
- Webサイトの構築
- ディープラーニング
最近は、世界で注目されている人工知能に利用されることで注目されているPythonですが、実はそれ以外にも利用されてきた言語です。GoogleやNASAにもPythonは利用されています。これから市場価値がさらに上がると言われているAIエンジニアを目指す方にはPythonの学習がおすすめです。
システム系
システム系と一言に行っても、日用家電の制御プログラムなどを組み込む「組み込み系システム」などを指すのか、大型コンピュータのシステム開発などを行う「汎用系システム」などいくつか種類がありますが、どのシステム系を専門に扱うにせよ重要になってくる言語は以下の2つです。
- Java
- C言語
Java
プログラミング言語紹介の冒頭で登場したJavaはシステム系のプログラマーを目指す際に重要になってくる言語です。上記でも述べましたが、Javaは多分野で活躍する言語ですから、システム系のプログラミングを習得しながら、他分野の開発にも活かせる点でかなりおすすめの言語です。
C言語
C言語はプログラミング言語の中でかなり知名度の高い言語ではないでしょうか。C言語は機械専用の言語に変換する速度が素早く、効率の良い言語ということでシステム系のプログラミング開発によく利用されている言語です。知名度と長い歴史をもつ言語ですが、あまりプログラミング初心者向けとは言えません。より専門の領域を目指す方におすすめの言語になってきます。
ネットワーク系
ネットワーク系のプログラミングエンジニアはネットワークシステムの構築や保守管理を行います。また、セキュリティエンジニアはサイバー攻撃からシステムを守ったり、トラブルが発生した際の対応を行うエンジニアです。このようなネットワーク系プログラマーになる際に必要になってくる言語は以下の通りです。
- Ruby
- Java
- Python
Ruby
ネットワーク系のプログラミングでRubyはバックエンド処理などに使われる言語です。上記でも紹介しましたが、近年日本の企業の間でも注目を浴びてきている言語ですので、これからネットワーク系プログラマーを目指す方にはおすすめの言語です。
Java
上記で何度も登場しているJavaですが、ネットワーク系のプログラマーを目指す際にもこのJavaは有能な言語のうちの一つです。バックエンド処理の開発、スマホアプリの開発、業務システムの開発など色々なことができるようになる言語ですので、ネットワーク系プログラマを目指す際にぜひ学習したい言語です。
Python
こちらもAIエンジニアになりたい方向けにおすすめした言語ですが、ネットワーク系エンジニアにもおすすめの言語です。こちらもネットワーク関係でいうならば、Webシステムのバックエンド処理などができる言語です。近年は機械学習やビックデータ解析の場面で注目を集めている言語ですので、その分野にも興味のある方にはおすすめな言語になります。
アプリ系
iPhoneが全世界に普及した現代社会において、iPhone向けのアプリ開発ができるプログラマーの需要は急増しています。iPhone向けのアプリ開発に必要なプログラミング言語は以下のものになります。
- Swift
Swift
アプリ開発の中でもSwifプログラマーの需要は現在でもかなり大きいです。もともとiPhone向けのアプリの開発にはC言語などの少し扱いづらい言語が主流で使われていましたが、このSwiftが開発された結果、シンプルかつ実用的な言語であることから一気に人気が出ました。その結果今でもSwiftを利用してアプリの開発を行う企業が多く、そのプログラマの市場価値は高いです。アプリを作ってみたいなと思う方には、その需要の高さからSwiftの学習をおすすめします。
以上、駆け足で目的別にどんな言語を学ぶべきかご紹介しました。プログラミング学習する目的は人それぞれです。「エンジニアになるため」、「在宅ワークとして」、そして「作ってみたいものがあるから」。成果物を目標に置くことがプログラミングを学習する上で大切なことだと思います。エンジニアになるにしても、「何の」エンジニアになるのか、在宅ワークでプログラミングの案件を受注するにしても「何の」開発案件を受注したいのか、はっきりと決めておくことでモチベーションの維持にもつながります。
目標の成果物を定め、学習する言語を決定してみましょう。
【無料あり】おすすめのプログラミングスクール17選!
いよいよ、おすすめのプログラミングスクールの紹介をしていこうと思います。それぞれのスクールの特徴から、以下のグループに分けてご紹介します。どのようなプログラミングスクールで学びたいのか、「目的」や「条件」「ライフスタイル」など重視するポイントなどで8つのグループに分けました。
- エンジニア転職におすすめプログラミングスクール
- 【無料】エンジニア転職におすすめプログラミングスクール
- 通学型で確かな実力を身につくプログラミングスクール
- オンラインで学習完結プログラミングスクール
- 講義形式の授業で学べるプログラミングスクール
- 時間をかけてゆっくり学べるプログラミングスクール
- AIエンジニアになりたい方におすすめのプログラミングスクール
- プログラミング留学
全部で17のプログラミングスクールを紹介していくので、上記のグループの中で興味のあるグループのスクールからご覧ください。
早速転職向けのプログラミングスクールからみていきましょう。
エンジニア転職におすすめプログラミングスクール
現在、日本でもプログラマーの需要は急増してきています。そうした中プログラミングエンジニアとして転職を考えている方には以下の5つのプログラミングスクールがおすすめです。スクール個別に特徴をみていきましょう。
- DMM WebCamp
- CodeCamp GATE
- ポテパンキャンプ
- TECH BOOST
- ヒューマンアカデミー
DMM WebCamp

特徴
DMM WebCampは転職率の高さや、エンジニアとして転職した後の離職率が低いことで有名なプログラミングスクールです。主な特徴は以下の通りです。
- 転職成功率98%
- 転職後の離職率1%
- 第四次産業革命スキル習得講座に認定
- 通い放題
まずは何と言ってもエンジニア転職に特化したプログラミングスクールであるDMM WebCampは転職成功率が98%と高い確率で転職できます。それに加えて、転職後の離職率1%という驚異の離職率。この二つをまとめると、高い確率で納得のいく企業に転職できるということです。
また、DMM WebCampの講座は「第四次産業革命スキル習得講座」に認定されていて、これはつまり国から認められるほどの質の高さです。また、この認定を受けたことで、条件を満たす人は支援金を援助してもらいながら通うことができます。
最後に、DMM WebCampは「通い放題」で、スクールに通える時間に指定がありません。メンターと呼ばれる講師が常駐しているので、わからないところなども「質問し放題」ということです。
DMM WebCampについては詳しくまとめた記事が以下ありますので、興味のある方は1度ご覧になってみてください。
コスト
DMM WebCampには2コースがあり選択するコースによって料金は変わります。それぞれの料金は以下の通りです。
- 通常講座:628,000円+税
- 専門技術講座:828,000円+税※
(※専門技術講座国のみ支援制度を利用した場合は最大560,000円キャッシュバックされます。)
CodeCamp GATE

特徴
CodeCamp GATEは「CodeCamp」というプログラミングスクールの運営するエンジニア転職専門のプランです。CodeCamp GATEの特徴として挙げられるのは以下の通りです。
- 転職成功で実質無料
- 転職先が充実している
- オンラインで学べる
- 無制限の相談
CodeCamp GATEでは(CodeCamp GATE経由で)転職に成功すると受講料が全額返金されます。その転職先も充実していて、上場企業やベンチャー企業などもあります。
また、エンジニア転職のプログラミングスクールの多くは通学型のスクールがほとんどです。そして、そのほとんどが首都圏や大阪などの都心部にしかありません。しかし、CodeCamp GATEは「オンラインで受講可能」なスクールとなっています。地方にいながらも、プログラマーとして転職を目指すことができるのはCodeCamp GATE最大の特徴です。
最後に、CodeCamp GATEではキャリア相談やプログラミングの勉強の仕方などの相談を無制限に行うことができます。転職活動中不安なことを無制限に相談できるのは重要なポイントです。
CodeCampについては詳しくまとめた記事が以下ありますので、興味のある方は1度ご覧になってみてください。(CodeCamp GATEについてもその中で紹介しています。)
コスト
- 入学金:30,000円+税
- 料金:448,000円+税
ポテパンキャンプ

特徴
ポテパンキャンプは質の高いプログラミング学習カリキュラムを提供してくれる通学型のプログラミングスクールとして有名です。具体的な特徴は以下の通りです。
- 入校前に選考がある
- 少ない人数で質の高いレベルを維持
- Web系に特化したプログラミング学習
ポテパンキャンプでは、未経験者からエンジニアとしての転職を目指せるカリキュラムが整っています。大人数の講師陣ではなく、少人数でハイレベルな講師たちがプログラミング学習から、転職サポートまで行ってくれるからこそ、未経験者でも必要水準のスキルレベルを身につけられます。また、多くのプログラミングスクールでJava(プログラミング言語)を転職スキルとして推奨している中、ポテパンキャンプではRuby(プログラミング言語)を学習します。主にWeb開発系の企業の求人としてRubyプログラマーは需要が高くなっています。「ホワイト」な企業も多いWeb系はエンジニアからも人気が高く、そういった企業に転職できるポテパンキャンプは人気のプログラミングスクールの一つです。
コスト
ポテパンキャンプで転職を希望する方向けのコースは2つあり、それぞれの料金は以下の通りです。
- キャリアコース:250,000円
- ビギナーコース:300,000円
また、ポテパンキャンプ経由で転職をすると受講料全額キャッシュバックの制度もありますので、きになる方は是非一度公式HPでご確認ください。
TECH BOOST

特徴
TECH BOOSTは転職保証月のプログラミングスクールでありながら、オンライン・オフライン(通学型)両方に対応しているプログラミングスクールです。具体的な特徴は以下の通りです。
- オンラインでも通学でも可能
- 転職保証付きのコースもある
- 講師の充実したサポート
- 自由にカリキュラムを構成できる
繰り返しになりますが、TECH BOOSTではオンラインでも通学型でも学習することが可能です。転職保証のあるコース(TECH BOOST PRO)もあるので、転職をメインに考えている方はこちらのコースを選択する方が良いと思います。講師陣のサポートも充実していると評判の高いスクールです。また、カリキュラムを自由に作成できるのでプログラミング学習経験のある方などは、同じものを学びなおさなくて良いメリットがあります。
TECH BOOSTについて詳しくまとめた記事はこちらからご覧ください。
コスト
- 通学:29,800円/月(入学金:社会人269,000円/学生199,800円)
- オンライン:29,800円/月(入学金:184,800円/学生147,800円)
- 転職保証つきコース:598,000円+税
転職保証はコース修了後3ヶ月以内に転職・就職できなかった場合、受講料を全額返金する保証です。
ヒューマンアカデミー

特徴
プログラミンに限らず、資格取得に力を入れているスクールとして有名なヒューマンアカデミーは質の高いカリキュラムが有名です。特徴としては以下のことがあげられます。
- 通学に加えオンラインサポートも
- 充実したサポート
- ニーズを考えた人材育成
ヒューマンアカデミーでは、通学型の学習に加えてオンラインでのサポートも受けることができます。自学をしていてわからないところをすぐに聞くことができるのはヒューマンアカデミーで学ぶメリットの一つです。また、入学前にもキャリアカウンセラーに相談ができたり、入学後には学習方針など受講生それぞれにあったプランを作成するなど充実したサポートが期待できます。単にプログラミングスキルを学べるだけでなく、実際に市場価値の高いエンジニアとなるために必要なスキルを身につけることができます。
コスト
ヒューマンアカデミーには様々なコースがありコースによって料金が変わります。例としてJavaプログラミングコースの料金をご紹介します。
- 入学金:30,000円
- 料金:9,000円/月
教材費などはコースごとに変わるので詳しい料金は公式サイトでご確認ください。
【無料】エンジニア転職におすすめプログラミングスクール
上記でエンジニア転職を目指している方向けのプログラミングスクールをご紹介しましたが、どのスクールも決して安価な値段ではありません。転職を考えている方の中には、そのような大金はハードルが高いと思われる方もいるかもしれません。ですので、ここでは「無料」でプログラミングを学べて、エンジニアとして転職することができる以下2つのスクールをご紹介します。
- GEEK JOB
- ProEngineer
GEEK JOB

特徴
GEEK JOBは未経験者でもエンジニアとして転職が可能なプログラミングスクールです。具体的な特徴は以下の通りです。
- 個別指導
- 無料でエンジニアになれる
- 転職サポートも無料
- インフラエンジニアになるコースも
冒頭でも紹介した通り、GEEK JOBは無料でプログラミングスキルを1対1で学ぶことができます。ただし無料で学ぶ条件として、「GEEK JOB経由で転職」しなければいけない点に注意が必要です。(必要条件を満たさなかった場合は、違約金として料金が発生してしまいます。)提携先の企業にエンジニアを紹介することで、紹介料を企業からもらい運営しているので、無料で受講することが可能になります。プログラミング学習に加えて、充実した転職サポートも無料で受けることができます。また、プログラマーとしての転職だけでなく、インフラエンジニアを無料で目指せるのもGEEK JOBの魅力の一つです。
GEEK JOBについては、下記の記事で詳しくご紹介しているので、興味のある方は是非一度ご覧ください。
コスト
- 無料
ただし、途中でやめたりしてしまうと違約金が発生します。
詳しくは公式HPでご覧ください。
ProEngineer

特徴
上記でご紹介したGEEK JOBとよく比較されるのが、「ProEngineer」です。こちらも無料でプログラミングを学習できるスクールです。具体的にGEEK JOBと違う点は以下の通りです。
- 個別指導ではなく授業型
- 完全無料(違約金なし)
- チーム開発を行う
GEEK JOBが個別指導であるのに対し、ProEngineerは授業形式の学習です。ですので、主に学ぶのは個人開発ではなくチーム開発になります。実際にエンジニアとしての実務もチーム開発が多くなるので、現場に近い経験が無料で積むことができるのはProEngineerの魅力の一つです。また、GEEK JOBが違約金が発生するのに対し、ProEngineerでは違約金は一切発生しません。
コスト
- 完全無料
通学型で確かな実力を身につくプログラミングスクール
上記でもオンライン型・通学型2種類のプログラミングスクールをご紹介しましたがここでは、「通学型」のプログラミングスクールの中でも特におすすめの以下のスクールについて詳しく見ていきましょう。ご紹介するスクールはこちらです。
- TECH CAMP
TECH CAMP

特徴
TECH CAMPは質の高い講師が多いという点で定評を得ているスクールです。具体的な特徴としてあげられることは以下の通りです。
- 質の高い講師陣
- 通学に加えオンラインでも対応
- 学び放題
TECH CAMPの講師は「指導力」を評価されたメンターです。つまり、単に技術や知識が多いだけでなく、「教える」ことに特化した講師が多いということです。現役のエンジニアを集めたスクールは多いですが、TECH CAMPのように教育に焦点を当てて講師を集めているスクールは少数派です。また、通学して実際に教室で学ぶだけでなくオンラインで質問も無制限にできる点は魅力的です。7つの学習コンテンツがあり、その中から何をいくつ学んでも料金が変わることはありません。プログラミング未経験の方などは、メンターと学習開始前に最適なカリキュラムを相談できるので心配の必要がありません。
コスト
- 14,800円/月
オンラインで学習完結プログラミングスクール
通学型のプログラミングスクールはそもそも生活圏内に校舎がなければ利用できませんが、オンライン型のプログラミングスクールであればどこに住んでいてもネット環境さえ整のっていれば受講することができます。ここでは数多くのオンラインプログラミングスクールの中でも、特に質の良いスクール以下5つをご紹介します。
- TechAcademy
- CodeCamp
- RaiseTech
- スキルハックス
- 侍エンジニア塾
TechAcademy

TechAcademyはYoutubeなどの高校でも多く見かけるので、1度は聞いたことのあるオンラインプログラミングスクールかもしれません。しかし、知名度の高さに加えて、質の高いカリキュラムがTechAcademyの魅力です。具体的な特徴は以下の通りです。
- オンラインでレベルの高いプログラミングスキルを身に付けられる
- 豊富なコース
- 最短で1ヶ月でスキル獲得
TechAcademyの最大の特徴は、オンラインでハイレベルなスキルを身につけることが可能な点です。通学型のプログラミングスクールに比べ、オンライン型のスクールは質が落ちそうなイメージかもしれませんが、TechAcademyはむしろ普通のプログラミングスクールよりもハイレベルなスキルを身につけることが可能です。難易度の高いオリジナル教材を使用しながら学ぶことで、確実にプログラマーとしてレベルアップすることができるます。また、18種類の豊富なコースが用意されているので自身の学びたい言語を細かく決めることができます。また、プログラミング経験のある方などであれば、最短1ヶ月でプログラミングスキルを獲得することが可能です。
TechAcademyについては下記の記事で詳しく紹介しているので、興味のある方はぜひ一度ご覧ください。
コスト
選択するコースによって料金は変わりますが以下で1例をご紹介します。
- Webアプリケーションコース
- 4週間プラン(社会人139,000円+税/学生109,000円+税)
- 8週間プラン(社会人189,000円+税/学生139,000円+税)
- 12週間プラン(社会人239,000円+税/学生169,000円+税)
- 16週間プラン(社会人289,000円+税/学生199,000円+税)
CodeCamp

特徴
CodeCampもTechAacademyに負けず劣らず地名度と質の高いオンラインプログラミングスクールです。上記でご紹介したCodeCamp GATE同様の会社が運営するプログラミングスクールになります。主な特徴は以下の通りです。
- ハイレベルな講師陣
- 大手企業の研修にも利用
CodeCamp最大の特徴は質の高い講師が多いことです。授業毎に講師を自分で選択できるので、万が一合わない講師に当たっても次回のレッスンの際に変更が可能です。また、CodeCampはその質の高いカリキュラムが多くの企業に認められているため、新人研修にも利用されたりします。
CodeCampについては以下の記事で詳しくまとめていますので、興味のある方は1度ご覧になってみてください。
コスト
CodeCampには様々なコースが存在し、コースによって料金が変動します。以下には例として「Webマスターコース」の料金をご紹介します。
- 入学金:30,000円
- 6ヶ月プラン:298,000円+税(レッスン:60回)
- 4ヶ月プラン:248,000円+税(レッスン:40回)
- 2ヶ月プラン:148,000円+税(レッスン:20回)
RaiseTech

特徴
現場を意識したプログラミング学習ができるオンラインプログラミングスクールとして有名なRaiseTech。その主な特徴は以下の通りです。
- 実務を意識したカリキュラム
- 充実したサポート
- 転職成功するまでサポート
現役エンジニアを講師として雇っているRaiseTechでは実際に現場に出て実務を行うことを意識した学習内容になっています。そしてそのカリキュラムをスムーズにこなすためのサポートも充実しています。チャットで無制限に質問ができることに加えて、詳しい説明がさらに必要な場合はビデオ通話による1対1の指導を行ってくれます。学習が修了すると、転職サポートを「転職するまで」受けられる点もRaiseTechの魅力です。
コスト
RaiseTechの受講料はコースによって変わります。ここでは「Javaフルコース」を例にご紹介します。
- 受講料:一般346,500円(税込)/学生217,800(税込)
講義形式の授業で学べるプログラミングスクール
プログラミングスクールには大きく分けて、1対1で講師から教えてもらう「個別指導」と学校のように集団向けに一斉に授業を行う「講義形式」の学習スタイルがあります。以下では、講義形式の授業が特徴のプログラミングスクールを紹介します。
リナックスアカデミー

特徴
冒頭でも紹介した通り、リナックスアカデミーは講義形式でプログラミングを学ぶことができます。主な特徴は以下の通りです。
- 担任制
- 教育訓練給付制度がある
- 未経験者でもエンジニアを目指すことができる
- Linuxを学べる
リナックスアカデミーでは、受講生を少人数にグループ分けし、担任制を採用しています。担任が講義を行うことで、一貫した指導の質と速さを保つことができ、効率よくプログラミングを学ぶことができます。また、条件を満たしていれば国から給付金を支援してもらいながら、スクールに通うことができます。プログラミングスクールの中では珍しくIT資格の取得にも力をいれています。「Linux」について学べるコースがあり、ネットワークエンジニアを目指す方にもおすすめのスクールです。
コスト
リナックスアカデミーには様々なコースがあり、選択するコースによって料金が変わります。以下では「Javaプログラマコース」を例にご紹介します。
- 入会金:30,000円
- 受講料:380,000円
時間をかけてゆっくり学べるプログラミングスクール
プログラミングを学びたい方の中には、毎日少しずつしか勉強時間を確保できない方もいます。ゆっくり時間をかけながらスキルを身に付けたい方には以下のスクールがおすすめです。
- DIVE INTO CODE
DIVE INTO CODE

特徴
本気でプログラミングを学びたい受講生が多いスクールとしてDIVE INTO CODEは有名です。主なスクールの特徴は以下の通りです。
- 事前テストがある
- ペアプログラミングが学べる
- 最大10ヶ月のコース
DIVE INTO CODEは全てのコースではありませんが、「事前テスト」を課しているコースがあります。スクールに入る前に本気度を図ることで、意識の高い受講生が集まると言われています。また、プログラミングスクールの中でも「ペアプログラミング」という珍しい学習カリキュラムがあります。名前の通り2人1組みでプログラミングを行い学習したことをアウトプットします。冒頭でも紹介した通り、ゆっくりプログラミングを学びたい方や忙しくて普段はプログラミング学習に時間を避けない方向けに10ヶ月かけてカリキュラムをこなしていくコースもあります。
DIVE INTO CODEについては下記の記事で詳しくまとめていますので、興味のある方はぜひ一度ご覧ください。
コスト
コースによって料金が異なるので、ここでは「Webエンジニアコース・就職達成プログラム」を例にご紹介します。
- 入会金:90,910円+税
- 受講料:498,000円+税
- 教科書代:「プロを目指す人のためのRuby入門」3,218円(税込)
AIエンジニアになりたい方におすすめのプログラミングスクール
近年注目されているAIですが、そのAIプログラミング専門で学ぶことができるスクールがあります。これから、AIエンジニアの市場価値はかなり上昇すると言われており、興味のある方にはかなりおすすめのスクールです。以下がAIに特化したプログラミングスクールです。
- Aidemy
Aidemy

特徴
AidemyはAI関連のプログラミングを専門的に学習し、AIエンジニアを目指すことができるプログラミングスクールです。具体的な特徴としてあげられるのは以下の通りです。
- オンラインでAIについて詳しく学べる
- 大手企業の研修にも利用されている
繰り返しになりますが、AidemyではAIエンジニアになるために必要なプログラミングスキルを学ぶことができます。その専門性と学習カリキュラムの質の高さから、大手企業の社員研修にも利用されています。無料で教材を体験することができるので、興味のある方は一度無料でAidemyを体験してみてはいかがでしょうか。
また、Aidemyについて下記の記事でまとめていますので、より詳しい情報を知りたい方はぜひご覧ください。
コスト
Aidemyには複数のコースがあり、それぞれ料金が異なります。ここでは「6ヶ月プラン」を例にご紹介したいと思います。
- 社会人:780,000円+税
- 学生:600,000円+税
プログラミング留学
最後に少し風変わりなプログラミングスクールをご紹介したいと思います。プログラミングを学びながら「海外留学」ができるスクールをご存知でしょうか。こちらがそのスクールになります。
- Kredo
Kredo

特徴
Kredoではプログラミング学習に加えて、英語スキルも格段に上達させることができます。そんなKredoの主な特徴は以下の通りです。
- 留学してプログラミングを学べる
- 現役のエンジニアから学べる
プログラミングの学習を目的にスクールに通うのですから、プログラミングスキルを身に付けられないと意味がありません。Kredoでは英語を日常的に利用しながらも高いプログラミングスキルを現役エンジニアから学ぶことができます。プログラミング・英語学習の環境がしっかり用意されているので効率よく学習することができます。
コスト
Kredoでプログラミングを学ぶには様々な条件によってコストが変わります。ここでは「WEBベーシックコース・一人部屋・8週」を例にご紹介します。
- 538,000円(長期割引価格)
以上がおすすめのプログラミングスクール18校になります。一部のスクールは詳しくまとめた記事が個別にありますので、そちらもぜひ参考にしてみて下さい。
自身にあったプログラミングスクールを探すポイント
ここでは自身にぴったりのプログラミングスクールを探すために重要なポイントをご紹介したいと思います。以下の4つのポイントごとに「向いている人・向いていない人」をそれぞれご紹介して行きたいと思います。
- 通学型orオンライン完結型
- 講義型学習or自習型学習
- 有料スクールor無料スクール
- 転職保証やサポートの有り・無し
通学型orオンライン完結型
通学の有無は最も重要なポイントです。住んでいる地域によっては必然的にオンライン型しか選択できない場合もありますが、選択肢のある方はよく検討してからスクールを選ぶと失敗する可能性が下がります。早速、通学型がおすすめな人の特徴をご紹介したいと思います。
通学型に向いている人
通学型に向いている人の特徴は以下2つです。
- 通学可能な人
- 学習仲間が欲しい人
通学可能な人
こちらは必須の条件です。通学型のスクールを選択するからには、通学可能圏内に住んでいなければいけません。自身の本当に行きたいスクールで本格的にプログラミングを学ぶために学習期間だけ通学できるよう引っ越す方も多くいるようです。
学習仲間が欲しい人
通学型のメリットとして、同じ志をもつ仲間と学習できるという点が挙げられます。一人で学習することが苦手な方は、通学型のスクールでプログラミング学習仲間を作って切磋琢磨することで、学習ストレスも減り効率よくプログラミングスキルを吸収できます。
オンライン完結型に向いている人
通学型に対してオンライン型がおすすめな人の特徴は以下のようになります。
- 1人でプログラミングを学びたい人
- 自主学習ができる人
一人でプログラミングを学びたい人
誰にも干渉されずに一人で黙々とプログラミングを学習したい方にはオンライン学習がおすすめです。また、お気に入りの学習場所などがある方は、そういった場所でオンライン講座で学習すると捗るかもしれません。
自主学習ができる人
オンライン学習では主に自習教材を利用して学習することになります。講師にはその際出てきた疑問点を質問することになります。自己管理がしっかりできる人でなければ、教材が進まずに受講期間が終了してしまう可能性も出てきます。資格勉強や受験勉強などで、自学自習の経験があり得意な方にはオンライン型のスクールはおすすめできます。
講義型学習or自習型学習
授業のタイプもプログラミングスクールを選ぶ際に重要になってくるポイントです。自身の得意な勉強スタイルを意識しながらスクールを選ぶと良いかもしれません。
講義型学習に向いている人
いわゆる日本の学校で多く採用されている「講義型」の授業スタイルがおすすめな人の特徴は以下の通りです。
- 学習内容を1通り素早く学びたい人
- 自学自習が苦手な人
学習内容を一通り素早く学びたい人
自分で理解しながら、不規則な速さで進む自学自習と違って、講義形式の授業では、一人の講師が複数の受講生を相手に一律のスピードで学習を進めます。1度学習内容を通しで学びたい方や、安定した学習速度を保ちたい方には講義形式の授業を行うプログラミングスクールがおすすめです。
自主学習が苦手な人
上記の項目と似たような内容になりますが、自主学習が苦手な方には講義形式の授業がおすすめです。全く無知の分野など、いきなり自分で学ぶにはかなりの時間と忍耐が必要になってくるので、自主学習が苦手な方にはストレスに感んじます。講義形式であれば講師がうまく誘導してくれるのでスムーズに学習することができます。
自習型学習に向いている人
自習型は多くのプログラミングスクールで採用されている授業スタイルです。どういった人に自習型のスクールが向いているのか早速見て行きましょう。
- わからないことを自身で調べることができる人
- 忍耐力のある人
わからないことを自身で調べることができる人
プログラミングを学習していると、エラーなどによってわからない部分が出てきます。そのような場合に自分で調べて解決できる方には自習型のスクールはおすすめできます。そのようなスクールは、まずは自分で調べて、それでもわからなければ講師に質問するといった流れで学習します。ですので、なんでも教えてもらいたい方には自習型のスクールは向いていないと言えます。
忍耐力のある人
プログラミングを学習していると「エラー」が頻発することがあります。そのような場合でも、めげずに学習をつづけられる方は自習型のスクールをおすすめできます。オンライン講座などで自習教材を利用する場合は一人で学習している時間が長くなりますので、忍耐力が必要になってきます。
有料スクールor無料スクール
プログラミングスクールの中には「無料」のスクールも存在します。無料で学べるからといって、全員におすすめというわけではありません。有料・無料スクールそれぞれのおすすめな人の特徴を見て行きましょう。
有料スクールに向いている人
有料スクールに向いている人の特徴は以下の通りです。
- 好きな言語を学びたい人
- 独学で挫折した人
好きな言語を学びたい人
有料スクールでは自分で学習言語を選択できたり、カリキュラムを設定できる場合がほとんどです。特定の学びたい言語のある方は、有料スクールで好きな言語を選択してプログラミング学習をするのがおすすめです。(無料スクールは言語の選択できない、あるいは選択肢が少ない場合がほとんどです。)
独学で挫折した人
独学でプログラミングを学ぶ方の中には、すぐにプログラミングスキルが必要というわけではないけど将来的に身に付けたいなと思っている方が多くいると思います。しかし、度重なるエラーでプログラミングが嫌いになり結局挫折してしまう方も多くいます。1度挫折したからこそ、自分をに適度な緊張感を与える意味でも有料スクールがおすすめです。
無料スクールに向いている人
続いて、無料のプログラミングスクールに向いている方の特徴をご紹介します。
- エンジニアとして転職する意思のある人
- プログラミングを学びたいけどお金がない人
エンジニアとして転職する意思のある人
無料のプログラミングスクールの多くはプログラマー転職を目標にしています。また、スクールによっては提携している企業に就職しなかった場合に違約金として料金を払わなければいけないことがありますので、そもそもエンジニア転職を考えていない方には不向きです。(一部転職しなくても無料で学べるスクールはあります)
プログラミングを学びたいけどお金がない人
有料プログラミングスクールの多くは高額な受講料です。新しいスキルを学ぶ際に、何十万とお金をかけることはリスクにもなりうるので、それほどお金をかけられない方には無料のプログラミングスクールがおすすめです。転職活動などをしていて、できるだけお金をためておきたい方などにも同様のことが言えます。
転職保証やサポートの有り・無し
プログラミングスクールの中には、「転職サポート」を行なっているところがあります。スクールを選ぶ際に、人によっては重要になってくる項目です。
転職保証・サポートが必要な人
転職サポート付きのプログラミングスクールがおすすめなのはやはり次のような方です。
- 転職を考えている人
転職を考えている人
エンジニアとして転職しようと思っている方であれば、やはり転職保証付きのスクールや、転職サポートの充実しているスクールがおすすめです。実際に転職サポートを受けてエンジニアとして就職する企業は主に以下の2つのタイプの企業になります。
- Web系の企業:主に自社開発を行う企業が多くエンジニアから人気の高い企業です。RubyなどのWeb開発関連の言語を習得しておく必要があります。
- SESの企業:他の企業開発依頼を引き受けて開発を行う企業です。案件によって様々なスキルが必要になります。多様な実務経験を積めるのが特徴です。
転職保証・サポートが必要ない人
シンプルにプログラミングスキルを学びたいだけの方は転職保証やサポートの有無はきにする必要はないと言えます。ただし、「無料のプログラミングスクール」は転職が無料で受講するための条件となっていることがありますので、注意が必要です。
具体的に転職サポート無しのスクールに向いている方は以下のような方になります。
- 単純にプログラミングを学びたい人
単純にプログラミングを学びたい人
繰り返しになりますが、転職を考えていない方は転職サポートのないプログラミングスクールがおすすめです。もしくは転職サポートはあるけれど任意で利用するスクールなどが学習しやすいと思います。主に転職サポートが必要ない方は以下のような方になります。
- 在宅ワーク
- フリーランスも場合によっては
プログラミングスキルを在宅ワークに活かしたい方などはシンプルにプログラミング学習だけできるスクールがおすすめです。また、フリーランスの方で新しいスキルを身に付けたいだけの方は転職サポートなどは必要ないでしょう。スクールの中にはフリーランス向けのサポートを行なってくれるところもあります。
プログラミングスクールに入る際の注意点
ここではプログラミングスクールに入る際に注意すべきポイントを3つまとめました。
- スクールの利用条件・受講条件
- 無料スクールに注意
- 本当にお金を払って学びたいのか
スクールの利用条件・受講条件
スクールによっては利用する際に条件を課すところがあります。特に転職が目的のプログラミングスクールでは通学が義務付けである場合や、年齢制限がある場合がありますので申し込みの際によく確認する必要があります。
無料スクールに注意
無料でプログラミングが学べるスクールがありますが、こちらも無料で受講するための条件をきちんと確認しなければいけません。提携企業に転職しなければ違約金が発生したり、途中で通学をやめたら無料にならないケースなどがあります。
本当にお金を払って学びたいのか
プログラミングスクールは基本的には高額な受講料が必要になります。特にプログラミング未経験者の方は自身にプログラミングが向いているか、無料教材などで確かめてから有料講座などに申し込みをした方が良いかもしれません。
上記の3点は、初めてプログラミングスクールを利用する方には特に注意してもらいたいものになります。
プログラミングスクールでの学習期間
プログラミングスクールに通う際に、どのくらいの学習期間が必要なのか疑問に思われる方もいらっしゃるかもしれません。ここでは、主に3つの期間に分けてどのような人にどれくらいの学習期間が適切かご紹介したいと思います。
- 短期間:1〜2ヶ月
- 標準:3〜4ヶ月
- 長期間:6ヶ月以上
短期間:1〜2ヶ月
主に以下のような方には短期間での学習がおすすめです。
- 集中してスキルアップを図りたい人向け
- 長期休暇を利用して学習したい人向け
集中してスキルアップを図りたい人向け
プログラミング経験者で、新しい言語を学んでスキルアップを目指す方には短期間での学習がおすすめです。スクールによっては1ヶ月でカリキュラムを組んでいるところもあります。
長期休暇を利用して学習したい人向け
夏休みなどの長期休暇を利用してプログラミングスクールに通いたい方は短期間での学習になります。プログラミング未経験の場合はハードになりますが、講師のサポートなどをうまく利用することで短期間で新しいスキルを身につけることは可能です。
標準:3〜4ヶ月
一般的にスククールに通う方には3~4ヶ月がおすすめされます。以下の2ついずれかに当てはまる方はこのぐらいの期間をめどにスクールに通うと良いかもしれません。
- 集中して学びたい未経験者向け
- 働きながら・大学に通学しながら学びたい人向け
集中して学びたい未経験者向け
プログラミング全くの未経験の方にはこのくらいの期間がおすすめです。3~4ヶ月くらい確保できれば、わからないところを調べたり、試行錯誤を重ねながらしっかり理解しながら学習することができるからです。
働きながら・大学に通学しながら学びたい人向け
働きながら転職スキルとしてプログラミングを学びたい方や、就職前にスキルを身に付けたい方にはこの期間での学習がおすすめです。他の仕事や、学校の授業などを受けながらだとハードスケジュールにはなりますが、両立させながらプログラミングを学ぶには適切な期間だと思います。
長期間:6ヶ月以上
半年以上プログラミング学習に時間をかけるのは少し長い気がしますが、人それぞれ自分のライフスタイルがありますので、以下のような方は6ヶ月以上かけてじっくり学習した方が良いかもしれません。
- 忙しい人向け
- 焦らず学びたい人向け
忙しい人向け
平日に全くプログラミング学習に時間が割けない方などは長い期間をかけてプログラミングを学習することになります。DIVE INTO CODEなどではそういった長い時間をかけて学習を進めるカリキュラムもあります。
焦らず学びたい人向け
それほど急ぎでプログラミングをマスターする必要のない方はゆっくり半年くらいかけてプログラミングを学習しても良いかもしれません。焦らずゆっくり学習していくことで、挫折の可能性も減らしことができます。
プログラミングスクール卒業後
プログラミングスクールでプログラミングを学んだ後の流れとしては以下の2つに分けられます。
- エンジニアとして転職
- フリーランスや在宅ワーカー
エンジニアとして転職
転職スキルとしてプログラミングを学ぶ方は多くいます。そして、多くのプログラミングスクールでプログラミング学習に加えて、そういった転職サポートを行なっています。プログラミング未経験から、こういったスクールに通ってエンジニアとして転職する方もたくさんいます。
フリーランスや在宅ワーカー
近年ではフリーランスとして独立するためにプログラミングスクールに通い、スキルを獲得・アップを目指す方も多くいます。また、クラウドソーシングサイトなどを利用して在宅ワークを行うためにプログラミングスキルを学ぶ方もいるようです。
特に人気のスクール比較
ここで人気のスクールで、似たようなタイプのスクールを比較してみたいと思います。比較するのは以下のスクールです。
- TechAcademyとTECH CAMP
- 【無料スクール比較】GEEK JOBとProEngineer
TechAcademyとTECH CAMP比較
オンライン教材で学習を進めていくという点では、どちらも共通していますがではTechAcademyとTECH CAMPどちらでも同じかといえばそうではありません。両者の主な特徴から違いをみてみましょう。
TechAcademy

- プログラミングの深い知識を学べる
- 実務を意識したカリキュラム
- メンターの知識量がすごい
- メンターの返信がかなり早い(約1分)
TECH CAMP

- プログラミング基礎から学べる
- 教材がわかりやすい
- TECH CAMPのオフィスが使える
- スクール卒業後にTECH CAMPの講師になれる
それぞれのスクールを全体的にまとめると、
- TechAcademy:深いスキルを学べる
- TECH CAMP:エンジニアになるためのプログラミング基礎を学べる
といった感じになります。
【無料スクール比較】GEEK JOBとProEngineer
続いては「無料プログラミングスクール」として有名な「GEEL JOB」と「ProEngineer」の比較です。それぞれの特徴をみていきましょう。
GEEK JOB

- 違約金がある
- 個別指導
- 個人開発
ProEnginee

- 完全無料(違約金なし)
- 講義形式
- チーム開発
それぞれのスクールを簡単にまとめると、
- GEEK JOB:個人で学びエンジニアとして転職できる
- ProEngineer:チームで学べるエンジニアとして転職できる
以上が特に人気の似ているスクールの比較になります。それぞれのスクールの詳しい情報は冒頭のスクール紹介の章でまとめています。
プログラミング学習の独学
ここまでで、詳しくプログラミングスクールについてご紹介してきましたが中には独学でプログラミングスキルを習得できないか疑問に思っている方もいらっしゃると思います。そこで、最後にプログラミングの独学について触れておきたいと思います。
独学は可能?
プログラミングの独学は可能です。ですが、誰にでもおすすめはできませんし、時間と努力はそれなりに必要です。プログラミングの独学でよくおすすめされる学習コンテンツとしては以下の2つが挙げられます。
- Progate:テキスト形式
- ドットインストール:動画形式
どちらも無料で利用できるパートがありますので独学を考えている方だけでなく、プログラミングが自分にあうか試してみたい方にもおすすめです。
プログラマーを目指すならスクールが近道
結局は、プログラマーを目指している方にはスクールに通うのが1番おすすめです。質の高いプログラミング学習ができるのはもちろんですが、現役エンジニアの講師から現場の話を聞くことができたり、実務の際に必要なプログラミングスキル以外の周辺知識も教えてもらえるのはスクールで受講しているからこその特権です。
本気でプログラミングを学ぶならスクールに通うのがおすすめです。
皆さんも自分にあったプログラミングスクールでプログラミングを学習してみませんか?